私が夢見た狼獣人の”世界”

今週のお題「夢」

 もう半年以上前の話になるが、こんな夢を見た。

 いつの間にか私は高校の教室と思われる場所の黒板の前に立っていた。黒板を見ると、私が創作した狼型異星人のイラストが描かれた大きな紙が磁石で張り付けられている。そして私は目の前の聴衆に、その異星人の設定をひたすら説明しているのだ。

 この夢を見た後、自分は心の底では高校時代を懐かしんでいるのではないか、と最初は思った。なぜなら、私は3年生の時に総合的な探求をする授業でSF小説を創作し、その世界観を解説した展示を成果発表会で行ったからである。その時の状況によく似ているのだ。が、夢を見た原因はそれだけではないと思う。

 この夢を見た頃の私は、テレビアニメ『狼と香辛料』のテーマ曲で清浦夏実の「旅の途中」をよく聴いていた。なぜなら、この歌詞が気になっていたからである。

 「夢見た世界が どこかにあるなら 探しに行こうか 風のむこうへ」

 『歌ネット』参照 

 私が創作した異星人も狼のような姿をしているからなのか、この曲を聴くと、直立した狼のような姿をした異星人が棲んでいる惑星が実在しているのか何としてでも調べなければならないと思うのだ。もしかしたらそういう考えが、夢に影響を与えたのかもしれない。