最近、谷川俊太郎の絵本『へいわとせんそう』をテレビ番組で知りました。
絵本の最後の方に「敵でも同じ人間なんだ」というメッセージが込められたページがあるそうですね。
しかし「もし、争う相手が人間以外だったら谷川俊太郎さんはどう書くのだろう」と私は思うことがあります。
なぜなら私は現在、異星人が登場する宇宙戦争を描いたSF小説を構想しているからです。
異星人というものは、収れん進化によってある程度は人間に似てくるでしょうが、私は少なくとも、人間の言葉は話せないのではないかと考えています。
つまり、異星人と人間の間には絶対に分かり合えない部分があるはずなのです。
こうして考えてみると、人間同士の違いはほんの小さなものにすぎないことがわかります。
もし、地球外知的生命体探査が成功して、異星人が発見されたら、全ての人間がそれに気付き、戦争や差別が無くなるのでしょうか。